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源氏系図(一巻)
大宮地域下町に鎮座する甲神社(かぶとじんじゃ)の社宝のひとつ。部垂城主 部垂義元(へたれ よしもと)が、天文年間(1532-55)に奉納したと伝えられる、佐竹氏につながる清和源氏の系図です。実際には、義元死後の佐竹宗家18代 義重とその御曹司(義宣)まで同筆で書かれているので、もう少し時代は下ると思われます。
系図にはめずらしく、片仮名や平仮名交じりで書かれていること、また、小場氏や大山氏などの佐竹支族だけでなく、覚書のように鎌倉北条氏、小田原北条氏、越後長尾氏の系図も記入されています。