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親鸞聖人一代絵巻(4巻)
美和地域鷲子(とりのこ)にある二十四輩寺院 照願寺が所蔵する、親鸞聖人の一生を描いた絵巻物。数種ありますが、永仁3年(1295)、親鸞の曾孫 覚如が初めて作りました。覚如は生涯、絵巻に修正を加え続けたため、諸本が生まれたとされます。照願寺が所蔵する絵巻は、江戸時代前期に坂東報恩寺(常総市)所蔵の伝絵を写したものと伝えられています。なお、坂東報恩寺所蔵の絵巻は、伝絵中最古の高田本を写したものです。紙本著色。縦約30cm。
(参考/常陸大宮市歴史民俗資料館企画展「親鸞の高弟たちー常陸大宮の二十四輩ー」展示解説 2012)